2020年6月25日木曜日

アローディア プロケラの花



2020年夏至の頃、
なんと珍しいことにディディエレ科のアローディア・プロケラの開花が始まりました。
とても小さな花が意外にも株元付近の天辺から。
蕾はたくさんありますが一度咲き始めるとそんなに長くは咲いていません。
近づくとほんのりいい香りです。
素朴で可憐な花だけどなかなか見ることができないでしょう。

長年生き続け親株として挿し木枝を取り何度も販売しているプロケラはマダガスカルでは板材に加工し家(小屋のような)を作る木なんです。
自生地ではもっと大きく太くなった木を伐採しているのですが数が激減して深刻な問題となっているようです。
アローディアのモンタグナッキーやアスケンデンスではなかなか挿し木で増やすことが簡単にいかないので根の出やすいプロケラでアローディアの森林再生を進化生物学研究所の方達が力を入れて取り組んでいるようです。こちらの本も持っているのですが現在どうなっているのかが知りたいです。そしてとても興味深い。
再生することにとてつもない時間がかかる現地球の植物を販売目的に山採りをすることよりも無くなってしまったものを植林したり大地に残し生態系を壊さず地元の人達の生活に役立てられるようなことに力になりたいです。

進化生物学研究所HP
Alluaudia procera
アローディア プロケラの花。
休眠期から葉が一気に出る時が生きているという力強さを感じます。
実際のサイズはまだまだこんな感じです。
花芽に気がつくかな??