2023年2月17日金曜日

南アフリカのネイティブプランツ



南アフリカ原産の植物はいろいろ育てていますが紹介するのはお花を楽しむ植物です。
種蒔いた植物が花咲くのはどんな植物でも嬉しいのですが南アフリカのワイルドフラワーで切り花としてドライにして楽しむことができます。
降水量の少ないナミビア寄りのサキュレントカルーとかに自生しているのではなくフィンボスという灌木植生地域に自生しています。
多くは園芸種が日本に出回っておりますが原種で小さくひっそりとまたは岩肌からダイナミックに花咲く野生の姿を想像し種を蒔き育てました。
プロテアは小型の種類でアクミナータとスコリモセファラ。
スコリモセファラの方は昨年秋に花芽がつきました。
これらの植物は寒い冬から今にかけて夏よりも元気に育っております。



プロテア スコリモセファラ
寒いからか枝が赤くなり紅葉します。
お買い上げくださったお客様で1月の大寒波-4℃の戸外(鉢のまま)でも無事だったとご報告頂きました。
リューカデンドロンのルブラム。
こちらは年間通して枝が赤いです。

そしてこのヤマモガシ科の植物はプロテオイドの根があり、写真のようにクラスターになる根が他の植物ともっとも違うところで痩せた栄養のない土地に生きているので少しのリン酸を吸収する為に進化した根となっております。
この根を崩して沢山肥料を与えることはこの植物達にとってよくありません。
どんな土を使うの?など店頭でお買い上げの時に聞いてください。
Leucospermum cordifolium リューコスペルマム コルディフォリウム
Leucadendron rubrum リューカデンドロン ルブラム
Protea acuminata プロテア アクミナータ
Protea scolymocephala プロテア スコリモセファラ

2023年2月10日金曜日

モンソニア ムルチフィダ



陽が少し長くなり、今年はいつもより早めの開花。
小さな木に大きな花が美しい。

Monsonia multifida
Sarcocaulon multifidum

明日は南岸低気圧が通過します。
この辺は雨予報。そんな季節になりました。
最近海からの東交じりの風に当たると潮の香が少し春の気配を感じます。
それは気温と風の向きで目ではなく肌で感じる体感。
まだまだ寒かったりしますが、三寒四温。
敏感な生き物たちは感じていますよ。



 

2023年2月3日金曜日

Tillandsia duratii チランジア ドゥラティー



大寒波が到来し霜が何度も降り2月になりました。
今日はこの辺りも風に乗り雪がチラチラと降りました。積もることはありませんが晴れていなく北風だと寒いです。
そんな真冬の寒さでも強くて元気なチランジアのドゥラティー。花芽が3本上がっており下から徐々に咲き始まりチランジアにしてはとても長い期間約一ヶ月良い香りを楽しませてくれる予定です。
咲き始めるのにはあともう数日。
このドゥラティーは育て始めて13年が経ちました。最初はこちらの一株、一本立ち。
最初から大きい株でしたが今のサイズと比べると貫録が違います。
小さい君、こうなったんだよ。
黒いのと1歳ちがい。
ボリビア原産で寒さも乾燥にも他のチランジアよりタフです。
水を与えていなければ0℃、-1℃ここではへっちゃらです。この季節乾燥しているから尚更良いのでしょうね。水をあまりジャブジャブ与えていないので成長も遅く三株にしか増えていませんが今年は花が咲くのでまた増え動きがありそうです。




そんなドゥラティー。お店に出すと数がないので直ぐ無くなってしまいますのでいつもタイミングを逃してしまっているお客様、ご報告です。
数はそんなにありませんが入荷しました。
とてもゆっくりですが小さいながらも刃先が少しカールしているので楽しめますよ。